2009年7月アーカイブ

5・最後は実験

みなさんこんにちは!

 

エアコンが入った新事務所。

 

張り切って事務作業を行っていると…

 

一人きりで、妙に寂しい()

 

今までは、自宅の事務所でしたので、

 

何かと人の気配がしていたのですね。

 

 

シーンとした部屋に一人でいる事に耐えられず、

 

少し音楽でも、と思いパソコン用スピーカーを買いに行ってしまいました(^^;;;

 

 

 

さて、【遮熱塗料】のコラムも一応の最終回。

 

東京は梅雨明けしたのにパッとしない空模様。

 

遮熱の季節には間に合いました(苦笑)

 

 

 

********************************************** 

 

 

遮熱塗料のウソ・ホント!?

 

 

5・最後は実験

 

【遮熱問題】実証は、かなり難しい

 

 

実は、この「遮熱塗料の効果」の件は、社内での論争も長く、

 

ホームページ上で話題にするか、しないのかで、随分と考えていました。

 

 

今回、ホームページを立ち上げた結果で色々な検索キーワードを調べていくうちに

 

やはり、遮熱塗料の件はコメントを出さない訳にはいかない

 

と思うようになりました。

 

 

なぜ躊躇していたのか、と正直に言うと、

 

遮熱塗料の一般住宅での確かな効果は、なかなか実証出来ない

 

と言う事がネックになっていました。

 

 

実験データとしてでは無く、

 

同じ条件で「塗った時」と「塗っていない時」を比較する事が

 

どうしても難しかったのです。

 

 

判断は「なんとなく」…

 

 

もしも【遮熱塗料】を塗ってしまえば、昨年と今年の気温は同じではないので

 

「なんとなく」で判断するしかありません。

  

  

いまさらですが、トタン屋根からスレート屋根へ引っ越した時の

 

「涼しくなった」のも気分かもしれません。

 

 

また、ある時

 

「塗ってしまったお客様」は「気分」や「期待」で

 

「涼しくなった・効果があった」と、思ってしまう。

 

そんな傾向がある事に気が付いたのです。

 

 

実験でなんとか…とも思いましたが、実際のお家とでは【条件】が違います。

 

よく、倉庫などで実験されている方を見ますが、

 

やはり「断熱材」や「屋根裏の通気条件」の違いから、今一つの感があります。

 

 

 

ついに公的機関の実験データに出会う!

 

そんなある日、ついに参考にすべきデータが見つかったのです。

 

ずばり、これです↓

 

http://www.jisc.go.jp/newstopics/2008/20080919syanetutoryou.pdf

 

この中の実験データで、ついに私達の「経験と勘」通りの結果が出たのです。

 

一般塗料と遮熱塗料を、同じタイプの建物で塗り分けた比較データが公表されたのです。

 

要約すると…

 

気温が30℃を超えた日の室内気温上昇の記録で、

 

その気温差は1.7℃~2.2という結果でした。

  

 

また、別棟の実験では、エアコン稼働実験にて、

 

電力削減結果は、7という結果だそうです。

 

 

 

 

 

メーカーの公表しているデータは…

 

 

それに引き換え、塗料メーカーの資料は具体性が…

 

日本ペイント→http://www.nippe-showbiz.com/eco/index5.html

 

エスケー化研→http://www.sk-kaken.co.jp/shanetsu/cooltight.htm

 

日本特殊塗料→http://www2.nttoryo.co.jp/product/interrupt_fever/pdf/roof_cata_01-01.pdf

 

アステックペイント→http://www.astec-japan.co.jp/protect/heat.html

 

長島特殊塗料株式会社→http://www.nspg.co.jp/seihin/syanetu/index.html

 

 

 

いずれも、はっきりしたデータは、

 

・屋根表面温度が下がる

 

・効果の実証は鉄板屋根

 

といったものばかりです…。

 

 

  

   

  

遮熱塗料でも、品質を決定づけるのは…

 

 

もっとも、別項でもお伝えしていますが、

 

【塗装】の品質は、【塗料】で無く【職人】で決まるので、

 

【遮熱塗料】もその効果をきちんと出すには

 

正しい施工方法を順守する【心意気】がモノを言います。

 

 

 

 

 

 

噂の【断熱塗料】とは?

 

 

さて、ここまで来たので【断熱塗料】についても少し触れます。

 

世の中には不思議な事もあるもので、【遮熱】では無く【断熱】してしまう

 

塗料があるそうです。

 

そちらに関しては、これから継続的に調査・分析を行っていきたいと思います。

 

 

新築メーカーが外壁材に採用するようになれば、「本物」なのかな?

 

という気もしていますが…

 

うたい文句は派手なだけに、どこまで効果があるのでしょうか…?

 

 

 

最後には、実験による実証しかない

 

 

色々長く書いてきましたが、本来は実験と検証が出来れば

 

何も問題が無い訳で、グズグズ思いを巡らせないで結論がスパッ!と出るのです。

 

 

今回、このような形で自分の考えを公表した事で、

 

自分の中ではけじめを付けなければ、と思っています。

 

簡単な実験からでも、色々なテストをしていきますし、

 

断熱の事や家の構造の事も、もう少し深く知らなければいけませんので。

 

 

あとは、実証で確かめます。

 

最後まで読んで下さった方に一言。

 

お疲れさまでした  <(_ _)>

 

 

********************************************** 

 

 

 

さて、いかがでしたでしょうか?

 

あとでまとめて【花まるリフォームのこだわり】

 

のコーナーに乗せたいと思います。

 

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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4・遮熱塗料をお勧めする時の【条件】とは?

みなさんこんにちは!

 

昨日、「夏休みの秘密基地」と言われている、

 

我が花まるリフォーム事務所に【エアコン】が入りました!!

 

 

で、今日は9時~夕方まで、初めて長時間事務所で見積もり作成をしていたので張り切って試運転!!

 

…今日の天気じゃ、少し寒かったです。

 

 

なんだか天気が不安定で、現場が進まず、

 

お客さまにご迷惑をかけてしまうので、本当に何とかして欲しいものです…。

 

 

 

話題的には、今が旬!の遮熱塗料のお話。

 

もう少し続きます。

 

 

 

********************************************** 

 

 

遮熱塗料のウソ・ホント!?

 

 

 

4・遮熱塗料をお勧めする時の

 【条件】とは?

 

 

 

【省エネ効果抜群!】とか【エコ】【地球にやさしい】

 

などと、アオリ文句が氾濫している【遮熱塗料】も、 

 

結局は、期待値と効果のバランスだと思います。

 

 

花まるリフォームでは、過大な期待をしないで気軽に試せる

 

バランスである自信があるので、遮熱塗料もお勧めしています が…

 

 

オススメするお宅には、

 

以下のような【一定の条件】があります。

 

 

 

① リビングが2階にあり、奥様の負担を軽減したい

 

② 屋根裏が無い吹き抜け式の斜め天井である

 

③ 価格差がそれ程無いので「チャレンジ」的に塗ってみる

 

④ 「最高気温が37℃の時に、35℃かな?と思うくらい」で納得できる

 

⑤ 「曇っていて蒸し暑い日」は【遮熱】の効果はゼロ

 

 

 

 

遮熱塗料を検討中の時に

 

良くあるお話…

 

 

①に似た感じでは、

 

2世帯住宅で、上下に分かれて生活しているので、

私達世帯は2階にずっといるので、夏中どこにいても暑くてたまらない…

 

といった状況もよくあるお話です。

 

1階に住んでいらっしゃる世帯の方には、

 

なかなかピンと来てもらえない様です…。

 

 

 

また、⑤ですが…

 

あくまでも「遮熱」する塗料なので…

 

真夏で、曇っているけれど蒸し暑い、という日も幾日かある気がします。

 

そんな日には、この【遮熱塗料】は全く効果を発揮してくれません…。

 

 

 

あくまで、太陽の日差しを反射する事で、

 

暑さを軽減させようとするモノですので、

 

地面からの地熱や、壁面から・窓から伝わってくる熱には、効果がありません。

  

  

  

どんなものにも

 「メリット・デメリット」があります。

 

 

こんなはずじゃ無かった…という買い物を、私は良くします。

 

「メリット」「デメリット」が分かっていれば、

 

そんな事は無かったのかな?と後で後悔するのです。

 

 

ですから、せめて自分のお客様には

 

お客様に、そのどちらもご理解いただいた上で選んで頂きたい。

 

【遮熱塗料】に限らない、それが、花まるリフォームの考え方です。

 

 

 

ですが、こういった長い説明を聞かされるのが

 

 

花まるリフォームの「欠点」でもあります…

 

()

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3・遮熱塗料と一般屋根塗料の価格差

 

 

 

みなん、ご無沙汰しております。

 

花まるリフォーム 高橋良一です。

 

 

  

実は、今日友達の【3代目大工!安田欣爾】さんより電話アリ。

 

 

 

「最近、ブログ更新してないっすね…

 

疲れちゃったんスか?」

 

 

(…ギクリ()

 

 

 

 

そうです。ちょっと疲れて、息切れしてしまいました。<(_ _)>

 

 

「持つべきものは友」と言う事で、大作のブログ、再開です。

 

 

 

 

 

 

 

*******************************************************************:

 

 

 

 

3・遮熱塗料と一般屋根塗料の価格差

 

 

 

 

さて、話は「効果」から「高価」へ変わります。

 

施工価格は、それぞれの業者さんで考え方が違うので

 

実際はまちまちであるのは仕方が無い事。

 

 

「遮熱塗料」のような【旬の商品】はオイシイのです。

 

 

いまだに「訪問販売」の形態で営業をしている「大手」の会社なども

 

その部類のようです。

 

 

 

「外壁プラス屋根で300万円のところ、今契約すると100万円です」

 

 

 

そんな時代遅れな営業をしているのには、閉口させられます。

 

 

さて、余談はさておき、本題です。

 

 

 

 

通常の屋根塗料と遮熱塗料の差額は…

 

2割~3割増し程度

  

 

   

ここからは、実例なので、「花まるリフォームの場合」の話をします。

 

 

 

だいたい、屋根の塗装料金は30万円~40万円程度と言ったところ。

 

つまり、プラス6万円~12万円の追加料金で

 

【通常屋根塗料】→【遮熱塗料】に仕様変更出来ます。

 

 

10年で割ってみると…1年分で5千円~1万円。

 

 

この金額をどう考えるか?ですね。

 

ですから、いつもお客様にはこのようにお話します。

 

 

 

「どのくらい効果があるかチャレンジしてみようかな?

と思えれば、オススメします」

  

 

   

そうそう…業者さんによっては、「チャレンジ」と言うより

 

清水の舞台から…みたいな価格差の場合もあります。

 

 

 

この価格差よりも激しく差がある場合には、いろんな意味でご注意下さい。

 

 

(こんなに高価なのだから、ものすごく効果があるだろう、

 

という期待をしてしまうのも、凄く分かるのですが…)

 

 

 

 

*******************************************************************:

 

 

 

(ゼーゼー…)

 

残りは、4章「遮熱塗料をお勧めする時の条件とは?」

 

 と5章「最後は実験」です。

 

 

お楽しみに(^^;;;ノシ

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2・一般住宅での効果(2)

みなさん、こんにちは!

 

先日、花まるリフォームに取材に来てくれたリフォーム産業新聞社さん主催の

 

「リフォーム産業フェア」に行ってきました。

  リフォーム産業フェア.jpg

 

遮熱塗料の展示や実験機材などの他に

 

「年月が経つと強くなる塗料」や、

「ゴムのように伸縮する塗料」など…

 

かなり興味深い展示もありました。

 

伸び~る塗料.jpg  断熱塗料の実験.jpg

 

 

 

その時のレポートもしたかったのですが、

 

まずは、連載企画の方を続けます。

 

いよいよ梅雨も明け、夏本番です。

 

少しでも暑さが軽減されると噂の【遮熱塗料】のお話です…。

 

 

 

 

 

遮熱塗料のウソ・ホント!?

 

 

 

2・一般住宅での効果(2)

 

 

前回は、遮熱塗料が本当に効果があると実体験をしたお話をお伝えしました。

 

強烈な実体験をしてしまうと、その時点で思考が、ガチッ!と固まってしまい

 

固定観念にとらわれてしまう事があります。

 

今日は、固定観念にとらわれず、基本に立ち戻って考えてみよう。

 

というお話です。

 

 

ですから、遮熱塗料の場合もただ、過度な期待を持たず冷静に判断する。

 

それだけで良いのです。

 

 

ですから…

 

 

 

一般住宅で遮熱塗料がもたらす体感効果は

 

 

・・・・・・・

 

 

 

-2℃】

  

  

その程度ではないか?と考え、皆様にはそうお伝えしたいます。

 

 

 

 

前項の【劇的な効果】を発揮する「鉄板屋根」と、

 

一般住宅に多く使われている「スレート屋根」を比較すると、

 

条件が違い過ぎ、比較にならない事が分かります。

 

 

【-2℃】と言うのは、私の体験や、人から聞いた事など、

 

あくまで、私個人の的独断と偏見から推測した数字です。

 

 

私が、一般住宅で遮熱塗料を塗った時の効果が【-2℃】くらいではないか?

 

と思う理由を書いてみます。

 

 

① 鉄板とスレートでは、熱伝導率・吸収率が違う

 

② 屋根裏の空間があり、屋根からの熱気が直接室内に入る事は無い

 

③ 天井裏に断熱材が入っていて、天井裏の熱を断熱している

 

 

さっきの逆を書いただけです()

 

 

 

 

遮熱塗料の【効果】重要なのは、数値?・体感?

 

 

 

簡単なのですが…

 

「たかが-2℃  されど-2℃」だからです。

 

 

今はあまりありませんが、昔はトタンの屋根が多かったので

 

「瓦の家と比べて、トタンは暑い」と言うのは常識でした。

 

スレートもやはり「トタンよりは涼しい」と評判でした。

 

 

鉄板の屋根はやはり暑いのです。

 

 

トタン屋根の家から、スレート屋根の家に引っ越した際の私の経験でも

 

「スレートの家は暑くない」と思えました。

 

 

でもその差がどの位か考えると…

 

「-2℃」違えば、体感でもそれなりに涼しく感じられる気がします。

 

 

期待する効果を理解してさえいれば、十分納得できると思うのです。

  

  

しかし、「劇的な効果!」などと書かれていれば、その期待は高まり

 

さらに、業者の方では「効果」=「高価」になるようです…

 

 

 

外壁塗装は「職人の腕」と「正しい塗料選び」そして3番目に「塗料のグレード」で決まります。

 

伝わりにくい所も、何とか分かりやすく解説します。

 

花まるリフォーム 高橋良一でした。

 

ではでは(^^ノシ

 

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2・一般住宅での効果(1)

みなさん、こんにちは!

 

今日は、先日花まるリフォームに取材に来てくれた

 

リフォーム産業新聞社さん主催の「リフォーム産業フェア」

 

に勉強に行ってきます。

 

遮熱塗料のブースもあるかも知れませんので、期待しています。

 

 

さて、連載企画の方を続けます。

 

いよいよ梅雨も明け、夏本番です。

 

少しでも暑さが軽減されると噂の【遮熱塗料】のお話です…。

 

 

********************************************** 

 

 

遮熱塗料のウソ・ホント!?

 

 

 

2・一般住宅での効果(1)

 

 

前回は、塗料メーカーやチラシなどに書いてある事は

 

一般住宅には少し当てはまらず、

 

工場や倉庫などの屋根なら、とても効果があるのです、と

 

お伝えしました。

 

 

 

ですので、メーカーや一般的なチラシのうたい文句は

 

少しオーバーに書いてあるのね。

 

とおわかり頂けたと思います。

 

 

と、言う事は…

 

遮熱塗料って…ウソなの?

 

という疑問も湧いてきますね。

 

 

そんな事はありません。

 

確かに、私自身も驚くほどの効果が実際にあったのです。

 

 

 

 

衝撃的な遮熱塗料の体験

 

 

塗装業界では数年に1回、「塗装フェアー」のようなイベントが開催されます。

 

幕張メッセや、お台場のビックサイトのようなとても大きな会場に

 

塗装機器メーカーや、塗料メーカー、副資材メーカーなどが一堂に会し

 

見本を展示し、体験・体感できるようになっています。

 

(確か、一般の方も入場できる物もあったと思います)

 

 

 

塗料メーカーのブースでは、遮熱塗料の出始めで

 

各メーカーが体験コーナーを設けていました。

 

実は、私自身それまでは「眉つば」くさいなぁ…と思っていたので

 

冷やかし気味にそこに行ってみました。

 

 

 

実験コーナーでは、屋根に見立てた鉄板にスポットライトを当て、

 

遮熱塗装したものと、一般塗装したものとで

 

表面・裏面を触ってみる事が出来るます。

 

 

 

 

 

冷やかし半分で触ってみると、本当に全然違うのです。

 

 

 

 

本当に、熱くありませんでした…。

  

 

 

 

  

ところが、私の良い面と悪い面がここで発揮されました()

 

素直には信じない心です。(ひねくれている、とよく言われます…)

 

 

凄い!熱くない!!…とは言え、本当かな?

 

 

そうです。

 

その実体験に気を取られてしまうと、真実を見失ってしまう事があります。

 

 

ただ、過度な期待を持たず冷静に判断する。それだけで良いのです。

 

 

 

*************************************************************** 

 

 

 

 

さて、今日はここまでです。いかがでしたでしょうか?

 

 

 

次回は「一般住宅での気温の差」ってどうなの?を考えます。

  

  

  

皆様からの外壁塗装に関するお悩みや疑問に全てお答えします。

 

お客様の本当に聞きたい事について「メリット・デメリット」を

 

お伝えしながら正直に語ります。

 

花まるリフォーム 高橋良一でした。

 

ではでは(^^ノシ

 

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遮熱塗料が効果を発揮する条件(2)

みなさん、こんにちは!

 

昨日は日曜日。

 

花まるリフォームでは【日曜日は家族サービスデー】

 

リフォーム店の常識では、お客差様との商談など、日曜日が勝負!

 

お休みなんて考えられない…と、良く言われます。

 

しかし、家族を大切に出来ずにお客様を大切に出来るのかな?

 

と考えた時、やはり【週に1度のお休みは家族と過ごす】と決めました。

 

必然的に、土曜日が忙しいのですが、仕方が無いですね(^^;;;

 

 

 

さて、連載企画の方を続けます。

 

夏に向けて、気になる方が多い【遮熱塗料】のお話です…。

 

 

********************************************************* 

 

 

遮熱塗料のウソ・ホント!?

 

 

 

1・遮熱塗料が効果を発揮する条件(2)

 

 

前回は、遮熱塗料が【劇的な効果】を発揮する条件として…

 

それは、工場・プレハブ小屋など…

 

① 屋根が鉄板である

 

② 屋根裏の断熱スペースが無く、鉄板屋根から熱気が直接室内に入る

 

③ 断熱材が屋根と室内の間に入っていない

 

 

主にこのような条件下である事が前提だとお伝えしました。

 

 

 

実際、ほとんどの遮熱塗料の検証データ試験は、上記の条件下での結果です。

 

となると、一般住宅には当てはまらないのでは?

 

と思えてなりません。

 

 

ちょっとだけ意地悪く解説をします()

 

① なぜ【鉄板屋根で実験】するのでしょう?

 

一般住宅で現在主流の「スレート屋根」で検証するのが筋だと思うのですが、

 

鉄板の方が熱の吸収が激しく、効果が高い事を強調できるから

 

と思ってしまうのは、私だけでしょうか。

 

 

② なぜ【断熱材の存在を無視】するのでしょう?

 

工場の屋根と違い、一般住宅では屋根の下と天井の間に「断熱材」という物が既に入っています。

 

おかしな話です。

 

つじつまが合いません。

 

新築時から入っていた【断熱材】の立場がありません…

 

断熱材メーカーからクレームが出てもおかしくないような気がします。

 

 

③ なぜ【屋根裏の空気層も無視】するのでしょう?

 

設計士さん、大工さん、住宅メーカー…

 

それぞれに、暑さ対策は考えて家の設計はしているはず。

 

屋根裏の空間に溜まった熱い空気は、軒裏換気口から排出されます。

 

そこでだいぶ違うと思うのですが…。

 

 

 

 

これらの事実をはっきり打ち出し、

 

「メリット・デメリット」をはっきりさせた上で、

 

お客様に選んで頂いた方が、スッキリします。

 

今のままでは、こちらの方が後ろめたい気持ちでいっぱいです…

 

 

確かに、屋根の表面温度が低くなれば、室内温度は下がる理屈なのは分かります。

 

ただ、「直接熱気が伝わる」ようなイメージを持たせるような

 

資料の提示の仕方はいかがなものか…

 

 

逆に、そんな広告しか出せないようなアヤシイ商品なの?

 

って思っちゃうのです。

 

私達としては、もっと自信を持って胸を張ってオススメしたいのです。

 

 

 

だって、ちゃんと【効果】はあるのですから…。

 

*******************************************************

 

次回は、一般住宅で「遮熱塗料」の効果について考えます。

 

 

 

皆様が外壁塗装の事で不安になった時

 

「分かりやすくて見て良かった」

 

と思ってもらえるようなサイトを作りを目指します。

 

花まるリフォーム 高橋良一でした。

 

ではでは(^^ノシ

 

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1・遮熱塗料が効果を発揮する条件

 

 

みなさん、こんにちは。

 

昨日は、世田谷区で昨年工事をさせて頂いたお客様からの別件お見積りをして、

 

武蔵野市へ、外壁・屋根塗装のお見積りを提出し、

大田区へ、見積もり計測にうかがって、

 

 

…ちょとへとへとになちゃった、花まるリフォーム 高橋良一です。

 

でも、夜に武蔵野の方からお電話を頂き「ご契約頂ける」との事!

 

ホツとひと安心してしまい、9時に寝ちゃいました()

 

 

さて、遮熱塗料についての連載企画。

 

少し続けます。まとまったら【花まるリフォームのこだわり】ページに

 

まとめる用意だけはしてあります。

 

 

 

【連載企画】遮熱塗料のウソ・ホント!?

 

 

 

1・遮熱塗料が効果を発揮する条件(1

 

 

 

花まるさんは、そんなに効果が無いというけれど、 

 

でも…

 

でも、メーカーが言っているし…本当なんじゃないの???

 

だって、グラフにちゃんと出ているじゃない?

 

と思ってしまうのも無理はありません。

 

例えば日本ペイントの遮熱塗料のページはこちらですね。

 

http://www.nippe-showbiz.com/eco/index5.html

 

 

このような≪良くある遮熱塗料の解説≫には

 

一般住宅用の解説としてはいささか問題があるように思えます

 

なぜなら、一番大切な事に触れないようにして隠している事があるからです。

  

  

結論から言います。

 

確かに、塗った面は太陽熱からの熱による表面温度は抑えられます。

 

しかし、それにはある条件が付くのです。

 

 

 

 

遮熱塗料が【劇的な効果】を発揮する条件

 

それは、工場・プレハブ小屋など…

 

① 屋根が鉄板である

 

② 屋根裏の断熱スペースが無く、鉄板屋根から熱気が直接室内に入る

 

③ 断熱材が屋根と室内の間に入っていない

 

 

主にこのような条件下である事が前提なのです。

 

 

次回は、これら3つの事について、それぞれ解説をしていきますね。

 

 

 

現場職人20年、現場とお客様を繋ぐ=架け橋=を目指します。

塗装業界の革命児呼と揶揄されても()高い志で直球勝負!

 

思った事は言わずにおれない、花まる@高橋良一でした。

 

ではでは(^^ノシ

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遮熱塗料のウソ・ホント!?

 

 

 【地球温暖化】と言われて何年が経つでしょうか?

 

毎年梅雨が終わると、一瞬で暑い夏がやってきます。

 

 

さらに、夏の暑さは年々厳しくなっていく一方…。

  

  

そんな中、塗装業界で今、話題沸騰中なのが【遮熱塗料】

 

 

夏の暑さが少しでも和らぐのなら、試してみたい塗料です。

 

そう…

 

「そんなに期待はないけれど、ちょっと試してみようかな?」

 

そんな感覚で選ぶのが【遮熱塗料】だと思うのです。

 

 

 

 

遮熱塗料施工例①杉並区Y様邸 遮熱塗料施工例②三鷹市K様邸

   
  遮熱塗料施工例①杉並区Y様邸

 熱塗料施工例②三鷹市K様邸

 

 

  

塗るだけで、室温が10℃も涼しくなったり…

 

電気代が40%節約出来たり…

 

そんな、夢のような事はあり得ないと思います。

  

  

とは言え、本当の遮熱塗料の実力って、どうなんだろう?

 

と言う事を、「独断と偏見」を交え「表から裏まで」解説していきます。

 

 

 

 
 

目次

 

1・遮熱塗料が効果を発揮する【条件】とは?

 

2・一般住宅での効果は?

 

3・遮熱塗料の「適正価格」は?

 

4・遮熱塗料をお勧めする時の【条件】とは?

 

5・最後は実験

 
 
 
 
 

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リフォーム産業新聞社さんに取材されました。

日付が変わり・・・昨日から興奮冷めやらぬ

 

花まるリフォーム 高橋良一です。

 

 

生まれて初めて、新聞の取材を受けました。

(もう無いかもね(^^)

 

記者さんの印象は「さすが!上手に聞くなぁ~・・・」

 

緊張してしまうかも、という心配など全く必要ありませんでした。

 

 

リフォーム産業新聞の記者さんに「何か」を熱っぽく語っている所.jpg

 

 

さて、肝心の内容は・・・。

 

「このホームページが出来上がるまでの経緯」といったところ。

 

そして、何と!?そこそこの誌面が割かれる予定なのだとか!

 

・・・と発表しておいて、全然小さい記事だったらどうしよう。

 

リフォーム産業新聞の記者さんにHP作成の秘密をしゃべっちゃっている所.jpgリフォーム産業新聞の記者さんにHP作成の苦労話を楽しそうにしている所.jpg

 

 

 

 

 

 

ところで、今日やっと記者の方にウチの名前を

 

教えてくれた方の名前が分かりました。

 

埼玉県の友人で、外壁塗装・住宅リフォーム専門店をなさっている

 

アレス有限会社  http://www.kenkoutatemono.co.jp/

 

の川本さんでした。

 

川本さん、ありがとう! 感謝!! 感謝!!! です。

 

 

記事は、7月末発行の号に掲載予定だとか。

 

なんだか、今からどんな記事になるのか?

 

記事の大きさは、本当に大きいのか??

 

ドキドキして来ました(^^;;;

 

眠れないかも!?

 

 

ではでは!(^^ノシ

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3・【耐久年数】を決める3要素

花まるリフォーム 高橋良一です。

 

はぁ…説明が長くてスミマセン <(_ _)>

  

 

 

 

●【耐久年数】を決める要因とは?

 

 

 

ここからはプロっぽく「長持ち」を【耐久年数】と言い換えて見ます。

 

で、私達プロが「普通に感じている」塗装の【耐久年数】を決める

 

主な要因は、次のようになります。

 

 

 

● 塗る物(建物)の環境

 

① 塗る物の素材  (木・鉄は5年/モルタル・サイディングは10年など)

 

② 塗る物の場所  (紫外線や雨風の環境など、塗る面で違ってきます)

 

 

 塗る人(会社)の技術力

 

③ 正しい見積り  (工事の基本方針決定する人が素人営業マンでは困ります)

 

④ 適切な塗料の選択(間違った塗料の選択で、全てが台無しになるケースも・・・)

 

⑤ 職人の技術   (手抜きや間違った塗り方では長持ちしませんね)

 

 

 塗料の基本性能

 

⑥ 塗料の品質   (個人的には「オリジナルブランド塗料」は信用できません)

 

⑦ 塗料のグレード (ウレタン・シリコン・フッ素や、セラミック等の分類)

 

⑧ 塗料の色    (同じ種類の塗料でも、選ぶ色によって寿命が違います) 

 

 

 

●お客様にでも簡単に出来る【耐久年数】アップの秘訣

 

 

上の8つの項目のうちには、

 

「お客様が選べるもの」と

 

「選べないもの」があります。

 

 

【塗料の色】はたいてい、お客様が選べるはずです。

 

(中には「前回は勝手に塗られちゃった」と言う話も聞きますが…)

 

 

【塗る物(建物)の環境】を変える事は難しそうです。

 

【塗る人(会社)の技術力】を見抜くのも大変そうですね・・・。

 

でも、

 

  

塗料選び】は、お客様にも分かりやすい。

 

(だから、一般的にその部分の説明だけしかしないのかもしれません)

 

 

  

ただ、そこにもまだ奥があります(^^;;;

 

  

もう少々お付き合い下さい<(_ _)>

  

  

もう少し奥までお話してみたいと思います。

 

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2・「長持ち」とは?

●「長持ち」とは?

 

 

お客様が「こうすれば長持ちするだろうな」と思われる事と、

 

私達プロが考える「こうすれば長持ちする」は、少し違うようですので、

 

ここで整理しておきます。

 

 

 

前項で、塗装の目的は

 

【建物を保護する事】と【美観の復元】と言いました。

 

 

ですから、塗り替え工事が終わると、

 

傷んでいた所は元通り。

 

新築のように綺麗になります。

 

 

ですから、「長持ち」とは、この状態が長続きする期間 の事

 

とも言えますね。

 

 

 

 

● 塗料だけでは「長持ち」になれない

 

 

一般的に、営業マンさんの通り一遍な説明ですと、

 

こんな感じになります・・・

 

 

「塗料の耐用年数は、その樹脂によって決まるので

 

  

 アクリル・・・6年

 ウレタン・・・9年

 シリコン・・・12年

 フッ素 ・・・15年

 光触媒 ・・・20年

 

 

 少し高くはなりますが、

 

出来れば、≪長持ちする良い塗料≫をお勧めします」

 

 

こんな感じでしょうか?

 

営業マンさんの見せる「塗料のパンフレット」には

  

確かにそう書いてありますが、

 

実際には、そんな単純な話ではありません。

   

なぜなら、 

 

 

塗料だけでは「長持ち」させる事は出来ないからです。

 

塗料以外のあと2つの要因

 

【塗る物の環境づくり】

 

【塗る人の技術】

 

 

これらが三身一体となって初めて【適切な塗装工事】が完成し

 

やっと「長持ち」させる事が出来るのです。

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どうしたら長持ちしますか?

みなさん、こんにちは。

 

 

ブログが週1回ペースになっている事に気がついてしまった

花まるリフォーム 高橋良一です。

 

 

 

さて、今回から連載企画が始まる…かもしれません。

 

 

 

 

題して…

 

「外壁塗装の基礎知識」

 

 

 

 

 

では、ひっそりと始めます・・・。

 

 

 

1・塗装の目的

 

 

 

 

 

 

塗装の目的にはいろいろあるとは思いますが、

 

 

【建物を保護する事】

【美観の復元】

がその代表でしょう。

 

 

では、塗装の力でどこまで「長持ち」に貢献できるのかを

考えてみたいと思います。

 

 

さて、まず皆様が聞きたい「長持ち」には

大きく言って3種類あるようです。

 

 

①「塗料のグレードによる違い」

 

(例:アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素・油性・水性・弾性・・・)

 

 

②「塗る対象(下地)が傷まないように塗る事」

 

(例:木が腐らない・鉄がサビない・外壁にヒビが入らない)

 

 

③「塗った後の塗料の耐久性能」

 

(例:風化しない・色褪せない・はがれない)

 

 

たいていの場合、①の部分をご説明するのですが、

さすがインターネット時代。

 

お客様の知識レベルは職人を超えています。

 

 

見積もり診断の時の質問で、②や③のお話に及ぶ事もしばしば。

 

そんな話をしているとお客様の方に

 

「今まで見積もりに来た人は、そんな事までは話して行かなかったわ。

 

 

営業の女の人が来て、通り一遍の事しか言わないの、大丈夫かしら?」

 

 

と言われる事が多いのに気が付きました。

 

 

 

 

確かにそのような細かい事までは、

  

「長年の経験と勘」

  

が無ければ語る事は出来ないのでしょう。

 

 

 

 

これからこのブログで、少し細かい事まで書いてみたいと思います。

 

 

そして、まだ空白の多いこのホームページを完成させていきたいと思います。

 

 

他の塗装屋さんでは語れない(語らない?)分かりやすくためになる情報にしていきます。

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プロフィール

研究熱心では誰にも負けない…
はなまる工事を目指して21年
東京都世田谷区の外壁塗装専門店「花まるリフォーム株式会社」代表 高橋良一

東京都世田谷区の外壁塗装専門店「花まるリフォーム株式会社」代表 高橋良一
誰よりも家を長持ちさせる為の塗装への探究心が強い。我が花まるリフォーム社長・高橋良一。 いつも、お客様のお家に合った塗装・施工法を模索しています。

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